はつこひ市場でプレイスメイキングを実施しました。

11月21日(日)はつこひ市場に参加しました。今回私たちは、はつこひ市場に合わせて公共空間を活用する社会実験を行いました。



はつこひ市場とは、地元の初黄日商店会が主催するもので、2014年から続いているローカルマルシェです。黄金町エリアの京急高架下で行われています。当日は、商店会をはじめとする多数の店舗がパンやコーヒーなどを販売していました。今回は約1年ぶりの開催でしたが、地域の方々がたくさん訪れて下さり、とても賑わっていました。


そして私たち鈴木ゼミは、このはつこひ市場と同時開催で公共空間の活用実験を行いました。その際に用いた手法がプレイスメイキングです。私たちはこの手法によって空間づくりを行いました。

「プレイスメイキング」とは、“パブリックライフ”=“都市生活”を豊かにするための都市デザインの手法のことです。人々の多様なアクティビティの生まれる“プレイス”=“居場所”をつくることが目的となっています。人々の行動に着目して、都市で生活を送る人たちが求める居場所を継続的な社会実験によって生み出していく取り組みです。



この写真はさくら桟橋前のエリアで、私たちはこのエリアでプレイスメイキングを行いました。具体的には、歩道空間と道路空間に芝を敷き、椅子を設置することで、地域の方々が自由に使える場を提供しました。空間に施した工夫としては、様々な世代の方々に使ってもらえるように椅子の高さを変えたことです。これによって、ベビーカーを押した家族連れ、子どもたち、お年寄りといった幅広い年代の方に使っていただけました。



マルシェで飲食物を購入したお客さんが、飲食の際に、提供した場を使ってくれるようなシーンをたくさん見ることができました。商店会の活動と私たちのゼミの活動がうまくつながった点がとてもよかったです。また、芝を敷くことで場の新たな可能性を地域の方々にみせることができました。