あおぞらリビング開催しました
研究室で象の鼻テラス10周年記念プログラムFUTURESCAPE PROJECTに参加しました。象の鼻テラス管理者であるワコールアートセンターさんにお声がけいただき、応募しました。黄金町でも交流のあるイラストレーターのイクタケマコトさんとの共同プロジェクトです。
テーマは「あおぞらリビング」。象の鼻パークの中に、リビングのようにくつろげる空間を作ろう、その中であまり象の鼻パーク内でこれまで行われていないようなさまざまなアクティビティを実験的にやってみようという企画です。
◾️象の鼻テラス10周年についてはこちら
https://www.10thzounohana.yokohama/
◾️あおぞらリビングについてはこちら
https://www.10thzounohana.yokohama/programs/rebeing/
とにかく、5月下旬から真夏日が続き、イベントの前日に梅雨入りという最悪のコンディションでしたが、なんとか、8日、9日の二日間プロジェクトを実施することができました。イベント当日も天気予報が二転三転する状況で、スマホで雨雲レーダー画像を常時監視しているような状況でした。
場所は開港波止場(日本大通り側入り口から入ったところにある広場)をあえて選択しました。一番くつろげない場所をなんとかリビングのようにすることができないかという挑戦でもありました。
15m四方の人工芝を敷き、イクタケさんデザインのイラストを手作りのクッションを置き、ゴロゴロと寝そべることができる空間を整え、その周りに輸送用のリサイクルパレットでDIYしたソファや椅子、テーブルなどを配置しました。
芝生の上では、新横浜にある株式会社ダッドウェイよりご提供いただいた積み木などを配置した子供達が楽しめる空間としました。中米の発展途上国でホンジュラスで生産されている社会貢献型の積み木teguというものです。
また、同社からは障害者雇用で有名な日本理化学工業のKitpasを提供いただき、イクタケさんによるワークショップ「まちを描こう」も開催しました。
また、二日目の日曜日には、リビングでおいしいカレーを食べたい!?という理由で、大倉山の世界アトミ食堂さんをお招きして、キッチンカーによる飲食の提供を行いました。実は象の鼻パーク内ではこれまでほとんどキッチンカーを入れたことがなく、当初提案した際には認められるかどうかわからなかったのですが、4月からルールが改正され、初めての導入という形になりました。
その後、雨に見舞われて開催が危ぶまれましたが、日ノ出サンデーズさんによるミニライブも実施されました。
最後は荒天により場所を象の鼻テラス内にうつして。「ウォーターフロントパブリックスペースのこれから」と題したミニトークイベントも行われました。ゲストはグリーンインフラ、リバブルシティ研究で有名な福岡孝則先生(東京農業大学・ランドスケープアーキテクト)、泉山塁威先生(東京大学・ソトノバ編集長)、コメント役に小泉雅生先生(首都大学東京・建築家)大越晴子さん(象の鼻テラス)という素敵なメンバーがそろいました。これについては後日改めて報告予定です。
とにかく二日間、多くの方にご協力いただき実施できたことに感謝します。ありがとうございました。
参加学生からのコメント
今回のあおぞらリビングプロジェクトの2日間は、非常に貴重な体験でした。準備の期間は、鈴木研究室で沢山話し合って、作業中は汗をかきながらみんなで頑張りました。当日、なんとか天候にも恵まれ開催することが出来ました。観光地として賑わう横浜の中心部で、子どもたちが芝生に寝そべって思い思いに絵を描いたり、磁石のおもちゃを組み立てたりと、普段とは違う光景が広がっていて感動しました。子どもたちが遊ぶのを嬉しそうに見ているご家族の様子や、犬の散歩のついでにと立ち寄ってくださる方からも、『こうゆうのいいね』とのお声を頂いて、とても温かい気持ちになりました。同時に、こんな環境で育ちたかったなぁとも思いました。まちづくりを学ぶ上で、この学問がいろいろな方向に広がっているということを改めて学びました。これからの研究室での活動に、繋がるものが確実にあったと思います。大変だった分、ステキな経験でした〜!! 3年 新垣
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